
返報性の法則
たまたまネットを調べていると、「サイネージ」という言葉を見つけた
サイネージとは、つまり看板のこと。最近では、デジタルのものが多く商業上の看板やポスターとして使用されることが多いようだ
お店の前や駅構内の柱などにもちょくちょく見かけるあれのこと
ここ最近は、コロナの影響により人を活用した試食宣伝販売が出来なくなったために、メーカーによってこのデジタルサイネージを利用した広告を検討しているところもあるという
初期投資には少し費用もかかるが、これから先を考えるとプロモーションの一つとして考えていくことは賢明だと私も感じている
ただ、この試食宣伝販売の魅力というか、なぜ人が行ってきたのかを考えたときに果たしてその役割を果たしていけるかは疑問に感じるところだ
なぜなら、それは血の通った人と人との交流を機械やロボットに出来るかということにつながるからだ
返報性の法則というのがある。これは何かをしてもらうとそれに対して何かをお返ししたい、しようという気持ちになる心理作用
実はこの試食宣伝販売も返報性を利用した販売手法の一つなのです
例えば、スーパーでウィンナーの試食をもらい、素敵な笑顔でいかがですか?と勧められると何となく「どうしようかな・・・」と考えると思います。
これは好意の返報性が働いてるため、ウィンナーがそれほど必要ではないのに、とりあえず手に取ってしまう行動です。
利用する目的によってはデジタルサイネージも効果を発揮するとは思いますが、人間と同じような効果を期待するのは安直ではないかと思うところです。
ただ、これからの世の中がこれまでと同じような世界であり続けられるかどうかを考えると、安全面や衛生面で人がやることにも限界がくるでしょう。
デジタル、人それぞれがお互いの強みを生かしたプロモーションを考えることが、コロナ時代を生きていく上で必要不可欠かもしれません